更年期うつなんだろうなぁ
去年の暮れから続く 気分障害
頭が働かない
やる気が出ない に加え
憂鬱な気分が抜けなくて困っています。
ブログを書きつつ、この気持ちの落ち込みはいつからかを考えてみたら…
昨年、狂ったような忙しさの末
秋に大きな仕事を納品したあとから
ずーっと続いている事に気づきました。
そういえば、年末に、実家に帰省するのさえ おっくうだったような…
だって、家に帰ったら家族としゃべらなきゃいけないから。
これまでこんな気持ちになる事はなかった…
過去にも、大きな仕事の後に、気分の落ち込みはありました。
締め切りに間に合わせるため、最後はほとんど寝られない状況に追い込まれる事が多く、納品後は気力体力ともに消耗してボロボロ。
ひたすら寝て体力回復したあと、栄養とってゆっくりしていると、ようやくメンタルが回復してくるという感じ。
でも、歳をとるにつれ
回復するのにどんどん時間がかかるようになりました。
で、昨年秋の気分の落ち込みが、まだ続いている…
今は7月だから… え〜、もう半年以上…!?
これは長い! これまで こんな事はなかった。
憂鬱な気分の原因を考えてみた
気分の落ち込みは、更年期だからだと思っていたのですが
冷静に分析すると、実は理由がある事がわかりました。
去年秋の大きい仕事を納品したあと、間髪入れず、次の案件がスタート。
その案件もややこしく、精神的にかなり疲弊。
若い子には無理だと言う事で指名されて仕事を受け
難題を乗り越えきちんと成果を出したのに…
「予算がないから」と、
ギャラを大幅に値切られるという予想外の顛末。
大手企業の、最も予算がつくプロジェクトなのに…
で、4月に受けて5月に納品した別の会社の仕事も
結局、「予算がないから」とギャラを値切られましたとさ。
関連記事:更年期 全くやる気が出ない
私の日当を知った上で仕事を発注しているのに
予算がないからと、作業日当を削るのは、下請け法に違反していると思う。
でも、それを言うと、もう仕事の発注は来なくなるので、言う事ができない…
それが、フリーランスの現実です。
大学を卒業して、この業界に入り、30年。
もちろん、仕事が好きだったからですが…
ストレスフルな長時間労働に耐え、仕事先からの無理難題に応え、不可能を可能にし、
アフター5もなく家庭を作ることもなく、働き続け
さらに大きな案件に携わって経験を積もうと、独立してフリーになり
収入が不安定な中、ひたすらスキルを磨き続け
大手企業から指名が来るまでになったのに
50歳を過ぎてこの現実…
ギャラを値切られた2つの案件、
試しに値切られたあとの金額で時給を計算してみたら
派遣で働く 若手より安かったわ。
驚くわ、本当に。
ギャラを値切られるって、結構なストレスですね…
自分の労働が評価されない、自分の価値を否定されているような…
さらに問題なのは、時代の変化により
私のいる業界自体がシュリンクしていて
未来がない事。
今回のコロナの影響で、現場の予算削減がさらに加速すると思う。
facebookでは、同年代の仕事仲間が派遣先でリストラにあったと書いていた。
仕事はきちんとこなせる人なので、50代でギャラが高いために、リストラの対象になったのでしょう。
若い時のように、体力と気力と頭の回転がついていけば、シュリンクする今の業界を捨てて「破竹の勢いで伸びてる隣の業界」にひょいと移行したと思うけど、もう、なかなか難しい。
30年、スキルを磨き続け、結果も出し続けて来たのに、
人件費が下がり、正直 今後の生活に不安があります。
更年期うつの原因は、女性ホルモンの減少だけではない
「更年期うつ」で検索すると、いろいろなサイトに
「周りの環境の変化も うつになる一因」
とあります。
子供のいる人なら、子育て終了し、カラの巣症候群とか…
年齢的に、親兄弟や配偶者、愛する人達との別離もあるかも知れない…
大企業のサラリーマンだって、50代半ばで、役職定年。
つまり、昨日まで部長だった人が、翌日から平社員と同じ扱い…
私、男女雇用機会均等法直後の世代なので、同世代はそろそろ役職定年に近づきつつあります。女性総合職として、結婚もせずに仕事をがんばってきたのに、ある日を境に、役職を剥奪されて新人と同じ仕事をするのは、それはそれはストレスを感じるでしょう…
「更年期うつ」なかなか、一筋縄ではいかないですねぇ…
でも… 死ぬわけじゃなし。
生きてるだけで丸儲けなのですよ。きっと。
と、思うことにしよう…