更年期と更年期障害は違う?
血が止まらない!
あれは、閉経した時から さかのぼること、4年前…
自宅で仕事中に、生理が止まらなくなった!
止まらないとは物理的に止まらない。トイレに行ったら、経血がポタポタと点滴のように落ちる…
しかも、見た目はサラサラとした鮮血。キャ〜!何これ?出血多量で死ぬかも?
すぐにでも婦人科に行きたかったが、こんなにポタポタ落ちるようでは診察も出来ない。
このまま流血が止まらず、出血多量で死ぬかも…と怯えつつ、夜用大きめナプキンをして3日後、ポタポタ出ていた経血がおさまってきた。
で、婦人科に行くと経膣エコーの検査をされ…
卵巣が少し腫れている。卵巣から排卵していないと、経血がサラサラになるんだそう。
女医「年齢的に、更年期ですね」
私「は?更年期??」
更年期と更年期障害の違い
診察してくれた女医さんの説明によれば、
17歳頃を「思春期」というように、閉経をはさんで前後10年間は「更年期」
「更年期」の間に表れる、日常生活に影響を及ぼすほどの不快な症状を「更年期障害」というのだそう。
当時私は、45歳を過ぎていた。
日本人女性の閉経の平均年齢は50歳だから、
知らぬ間に「更年期」に入っていたのだ。
この時を境に、経血は水のようにサラサラ傾向で、鮮血から少しずつ色が薄まっていった。
中学2年で生理が始まり、大学受験で2週間遅れた時以外は、どんなに仕事が忙しくても狂うことなく、時計のように刻んでいた生理周期も、最後は1ヶ月に2度来たり、1ヶ月飛んだりして、気づけばあれが最後の生理だったのね…と。
閉経したのは、この診察に行ってから4年後の事だった。
サラサラ経血になると、普通の粘性のある経血に比べ、"漏れ"の危険性が格段にアップ。
水みたいだから、タラっと一瞬にして漏れちゃいます。
恐いので、仕事で出かける時はタンポンを使ってました。
夜も、お尻を伝って漏れやすくなるから、夜用の腰まである大きいナプキンを使用。
しかも、生理が来ていない時でも、次の生理がいつ来るかわからないから、常時小さいナプキンをした状態…
デリケートゾーンが かぶれて痛いので、おりものシートをあてて、小さいナプキンと夜用ナプキンとタンポンの3点セットをいつもバッグに入れて持ち歩いていました。
あ〜大変!
生理が来なくなって丸1年経つと、「閉経した」と言うそうです。
閉経した時は、解放された気持ちもあったけど、やっぱり淋しかった。
仕事ばっかりしていて子供を産まなかったので…
産むことができたかも知れないのに、産まなくてゴメンなさいと、自分の身体に謝った。
あ〜思い出して、ちょっと涙目になってきた。(泣)